【実体験】EYストラテジー・アンド・コンサルティングで激務だったプロジェクト事例

EYストラテジー・アンド・コンサルティングで激務だった体験談

EYストラテジー・アンド・コンサルティングってどれくらい激務なんですか?実際に働いた人の経験を聞きたいです。

こんな疑問に答える記事です。

結論からいうと、EYでは激務なプロジェクトも多いです。しかし他ファームと比べて社員のキャリア形成を支える仕組みが充実しており、激務を乗り越えて成長を目指しやすい会社と言えます。

実際にEYストラテジー・アンド・コンサルティングで8年間働く現役社員にインタビューを行い、生々しい体験を語っていただきました。

単に辛かった話だけではなく、激務をサポートしてくれるEYの社風など、つっこんだ話題にもふれています。EYへの就職・転職を目指す人は、ぜひ最後まで読んでください!

監修者

花月 諒
81コンサルティング株式会社 代表取締役
経済産業大臣登録 中小企業診断士

81コンサルティング株式会社代表取締役。一橋大学経済学部卒業。
大学卒業後、鉄道会社での勤務を経て、デロイトトーマツコンサルティング合同会社に入社。小売業のクライアントを中心に、BPR、組織再編、新規事業立案などのコンサルティングに従事。2022年6月に81コンサルティング株式会社を創業。

本記事執筆にあたり、EYで勤務した実体験を教えてくださった方のプロフィールをご紹介します。

年齢32歳
性別男性
ランクM(マネジャー)
EYの勤務歴8年
出身校東京大学文学部
もくじ

EYストラテジー・アンド・コンサルティングで激務だったプロジェクト事例

これまでのEYのキャリアで断トツにきつかったのは、新卒2年目のころに経験した、某広告代理店の人事システムの統合・刷新プロジェクトです。

クライアントは、SAPやHITACHIなどの人事システムをベースに、自社に必要な機能をスクラッチ開発し、つぎはぎして使っていました。自社の業務プロセスを見直さず、システム側を改修するのがすでに非合理なのですが、日本の大手企業だとよくある話ですね。

そんな複雑な構成の人事システムを統合し、システム関連のコストを低減するのがプロジェクトの最終目的でした。私が参画したのは最初のフェーズで、以下のタスクをわずか6か月で行うことになりました。

1:現状業務(As-Is)の調査
2:システム導入後(To-Be)の業務設計
3:システム要求事項の整理
4:RFP(ベンダへの提案依頼書)作成

いわゆる「構想策定」から「RFP作成」とよばれるフェーズですが、これを6か月で行うのはかなりタイトです。

これだけでも大変ですが、クライアントの強い要求で、途中から子会社の人事システムも刷新対象に含めることになりました。いわゆる「スコープの拡大」です。

スコープが広がればタスクも増えるので、本来ならば追加予算をいただき、こちらも人員を増強すべきところです。

しかしEYと当該クライアントとの本格的な取引は初めてに等しかったので、今後の取引拡大を期待して、無料でスコープの拡大を呑んだのです。

タスクは膨大に増えるけど人員は増えない。そのしわ寄せは、当然、私たちスタッフにふりかかりました。

スタッフは当時コンサルタント(C)だった私ともう1人。まともに家に帰った記憶はなく、月の時間外労働は200時間を超えていました。

結局、プロジェクトの途中で私は倒れました。ただ、その後、シニアマネジャー(SM)とマネジャー(M)が1人ずつプロジェクトに参画することになり、なんとかプロジェクトは頓挫せずにすみました。

EYでのキャリアも8年を超え、さまざまなプロジェクトを経験しましたが、これが最もつらかったですね。マネジャーになると、プロジェクトの成果に対して責任を負うという心理的なプレッシャーが生まれますが、やはり単純に手を動かす負荷が高いスタッフ時代の苦労のほうが大きかった気がします。

EYにはパワハラ気質の人は少ない

上記のプロジェクトのように「作業量が多いことによる激務」はたくさん経験しましたが、社内のメンバーやクライアントとの人間関係が原因の「精神的な負荷が高いことによる激務」はほぼ経験していません。

というのも、EYにはパワハラ気質の人が少ないからです。よく言われることですが、EYはBIG4の中では比較的穏やかな人が多い会社です。他ファームでの勤務に疲れた人が、「コンサル人生の終着駅」を求めてやってくる・・・なんて言われることもあります。

ただし、デロイトの近藤さん(近藤聡氏)がEYの社長に就任してからは風向きが変わってきている感じもしますが…

EYで激務を乗りこえるコツ2つ

以下2つを意識しましょう。

  • 「メンター制度」を活用する
  • 自分本位でいる

「メンター制度」を活用する

EYで激務に悩んだときは、社内のサポートを受けることができます。EYには「メンター」と呼ばれる制度があるからです。これは自分がプロジェクトで関わることがない第三者の上司に、仕事の悩みを相談できるという制度です。

「今のプロジェクトが、自分の求めるスキルを磨くのに役立たない」「能力以上のタスクを任され、人身がつらい」など、プロジェクト内部のメンバーにはぶつけられない内容でも、気兼ねなく相談できます。

私もスタッフ時代には何度もメンターにキャリアの相談をしてきましたし、今ではマネジャーとして後輩の悩みを聞いています。

人に心の内を見せることが極めて難しいコンサルティング業界において、「メンター」をEYの根幹をなす制度だと捉えています。BIG4の中でも、周囲のメンバーによるサポートは手厚い会社だと自負しています。

ただし、スキルを高めたり、息抜きの時間を作ったりなど「自助努力」も大事ですよ。このあたりはデロイトトーマツコンサルティングが激務な理由【回避策も紹介】を読んでください。

自分本位でいる

EYに限った話ではありませんが、コンサル業界で激務を乗り越えるには「自分本位でいること」が大事です。

もちろん、コンサルティング会社はクライアントの経営課題を解決するために存在しているので、クライアントが大事なんです。でもそれは「仕事」の中での話。

人生では「仕事」より大切なことが山ほどあります。特に「自分や家族の健康を守ること」は「仕事」よりずっと優先順位が高いはず。ですから、健康を維持できないレベルで激務を感じたら、素直に白旗をあげてもいいのです。

ここがぶれると、ふっと何かが切れた瞬間に取り返しがつかないレベルで心身が壊れます。実際、そういう人をたくさん見てきました。とにかく自分を大事にしてください。

まとめ

記事のポイントを整理します。

  • EYストラテジー・アンド・コンサルティングは激務なプロジェクトも多いが、メンター制度など、社員をサポートする仕組みが充実している
  • そもそも他のBIG4と比べるとパワハラ気質の社員が少ない
  • コンサル会社で激務を乗り越えるには「自分本位」であれ

BIG4はどこに行っても大変ですが、「メンター」は現役社員が自信をもっておすすめできる制度です。一緒に社会を良くしたい志を持っている人なら、未経験でもやっていけるはずです。

まずは転職エージェントと面談して、一歩踏み出しましょう。本気でEYを目指すなら、以下の記事を参考にしてください。

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